シンセシリーズ、続きます。
「Techno=TB-303」と言われるぐらい、テクノな人たちにとっては垂涎の的なシンセ、TB-303。
元々はベースラインを弾かせるためのシンセで、デジタルシンセが出て暫くは、アナログシンセ=駄目という図式が出来上がってしまい、一時期は一万円以下という、現在では考えられないぐらいに投げ売りをされていましたが、1988年頃にシカゴで発生したハウスムーブメントを背景に、DJピエールがTB-303とドラムマシンTR-909のみを使って作曲した「Acid Trax」がTB-303を一躍表舞台に引き出した訳です。
それからのTB-303の中古価格たるや、まさにうなぎ上り。現在は10万円出しても買えるかどうかってところです。音楽のジャンルを築いてしまうほどインパクトのある楽器ですからねぇ〜。
ちなみに某氏が仰ってましたが「TB-303の魅力は音色じゃない、内蔵されているアナログシーケンサとアタックだ」だそうで。実に納得。アタックが微妙にリズムとずれているのが、何とも言えないんですよね。個人的には、「TB-303=演歌」って感じです。TB+303のあのズレは演歌の「こぶし」に近いっす、絶対!
コメント